読書の秋

 すっかり寒くなりましたが、この肌寒い感じが1年の中で一番好きです。日中の暖かさに幸せを感じつつ、冬の訪れを感じる朝の冷え込みが体をカチッとしてくれます。そんな秋まっさかりの今日この頃、今年も残すところ65日となりました。塾の生徒に「先生、今年楽しかったですか?」と聞かれたので、そりゃ楽しかったよ答えつつも、こんな感じの1年でよかったのかと最近少し反省をしてます。
 ありあまる時間を持ちながら、惰眠を貪り怠惰に過ごすことでその大半を消費してしまったのではないだろうか。ただ過去を後悔するような人種ではないので、これからのことを考え、本を読もう!そして飯を作ろうと思い立ちました。まぁ受験のために本は読みましたし、ほぼ毎日飯は作っていますが、そういうことではなく。毎度本屋に足を運ぶ度に気になっていた小説をこの機にいっきに読みつくそうかと思いました。とりあえず手始めに先週から4冊ほど読みました。『小暮写真館上・下』(講談社文庫・宮部みゆき)、『グラスホッパー』『マリアビートル』(角川文庫・伊坂幸太郎)。本は読み始めた瞬間から精神が研ぎ澄まされていく感じがたまりません。
 それから飯を作る方のテーマは、少し凝った感じの料理でもしようかなということです。というわけで第1弾は牛すじに煮込みを作ってみました。酒のつまみに食べつくしてしまいそうでしたが、本題はおでんの具にするところにあるので、我慢しておきましょう。

 まぁそんな現状報告はこのあたりにして、前回書きかけた人の分類の話。まぁ実は結局最後どうでもよくなってしまったというより、正確に分類することなど不可能という結論に帰結してしまったのです。
 知り合いは、友人と、まさに名前を知っている・顔を知っている程度の知り合いに分かれそこは明確な線引きが出来ると思うのですが、ボクのテーマは友人とは何なのか?友人とはだれか?ということです。いままでの人生で、幼稚園・小学校・中学校・高校・大学・会社・あとは様々なバイトや習い事とさまざまなコミュニティに属して離脱してきました。そしてそれぞれのコミュニティに属している期間には、友達状態であった人はたくさん?いたと思います。ただその期間が終わりコミュニティを離脱した後、その人との関係はどうなるのでしょうか?ボクが中学生くらいの頃はまだ携帯電話が一般的なものではなかったので、それ以前に友人状態であった人とは連絡が取れません。また、高校のクラスメイトのアドレスはだいたい登録されているはずですが、卒業以来一度も連絡したことも直接会ったこともない人はたくさんいます。連絡手段がなくなったら友人ではなくなるのでしょうか?連絡を取らなくなったら友人ではなくなるのでしょうか?それとも、アドレス帳から連絡先を消した時が友人ではなくなる時でしょうか?
 こんなことを考え始めたのも、先日中学の時の同窓会通知が来たのがきっかけでした。まぁ正直にいうと特に積極的に会いに行く理由が見当たらないのですが、それ以前にこの人たちと自分はいまどういう関係なんだろうか?という疑問が浮かびました。

 まぁそんな話でした。やっぱり自分が友達だと思っていれば友達だし、そうでないと思えばそうでないんですかね?
秋は夜長と言いつつも、明日の1限が始まる時間は変わらないのでそろそろ寝ます。